何度もESTAでアメリカに入国してそれなりに長い期間滞在していると、必ず心配になるのが入国審査。
何が正解かなどはっきりしないため、対策のしようもなく、ただただ「別室に連れて行かれたらどうしよう」、「入国拒否されたらどうなるの?」など不安ばかりが頭をよぎりますよね。
私もその一人。というわけで、今回は2021年5月末時点のアメリカ入国審査についてです。ビザはなく、観光目的で使われるESTAでの入国です。
※ちなみに私はLAX(ロサンゼルス空港)にて入国しました。今もなお滞在中です!
14ヶ月ぶりの渡米!
コロナ禍ではあるものの、もう1年以上彼に会えていなかった私。
アメリカから日本にアメリカ人が入国することはできなかったので、会うためには私が日本からアメリカに行くしかなかったので、やっとのことでアメリカ行きを決意したのが3月末ごろ。
楽しみというよりも、
- 陰性証明とかいろいろ大丈夫かな
- 入国審査であれこれ聞かれるんだろうか
など、不安の方が大きかったし、なんだか直前まで彼に会えるって実感が湧かず、ふわふわした気持ちでした。
なんなら当日飛行機に乗ってからやっと「あ、私アメリカ行くんだ」みたいな気持ちになったくらい、ぎりまでピンときていなかったですね。
アメリカロサンゼルス空港の様子
今回は近くの空港(福岡)から韓国や台湾を経由していく便で予約することができなかったので、福岡から羽田経由でLAXへ飛びました。
飛行機はまあまあ埋まっていましたね。だいたい3分の2くらい。日本人よりも外国人が多かったです。
LAX到着から入国審査の列に並ぶまでも至って普通。それなりに並びましたが、特に人が多いとか少ないとかいう印象はなかったです。空港は至って普通。
大事なのはこの間にSIMカードを挿入しておくこと。Wi-Fiがさっと繋がらなかったりすることは割と多いので先にやっておくと良いです。
※ちなみに私は渡米するたびに同じSIMを使っています。格安でしっかり役に立つSIM。1ヶ月などの割と長期間のアメリカ滞在はこれ一択です。詳しいことはこちらの記事でも取り上げています。ぜひ読んでみてくださいね。
コロナ禍だったけれど、思っていたよりもかなり人はいました。
さていよいよ入国審査へ!
入国審査での質問
ロサンゼルス空港での入国審査。
まずは誰もが通る、「普通の入国審査」の段階のお話。(このあと別室での入国審査の話をするので、あえて「ふつう」と呼んでます)
このときにイミグレーションのオフィサーから聞かれた質問は以下の通り。
- 何しに来たの?→ボーイフレンドに会いにきました
- いつまでいるの?→7月○日に帰国します
- どこに泊まるの?→彼の家です
- 彼はどこに住んでるの?→オレンジカウンティです
- リターンチケット(帰国便のチケット)もってる?→持ってます
普通ですよね。
私はこのとき、「これ案外するっと入国させてくれるんじゃ?」と思っていました。が、ここまで聞いて担当の入国審査官が、
「別のオフィサーがくるから、そこで待ってて。その人についていってね」
と私に淡々と告げたのです。ああまた別室か‥。とかなりがっかりしましたが、過去にサンフランシスコで別室経験があった私はある程度腹を括っていたので、「ま、そうよね」くらいの気持ちでした。ここまでは。
別室に入って驚愕!「これはものすごい時間かかるぞ‥
別のオフィサーに連れられ、別室に入ったその瞬間、もう目が点になりましたね。なぜって、別室のドアを開けるとそこにはなんと50人ほどすでに待っていたのです。
経験のない人には分からないかもですが、別室って1人につき本当に早くて15分とか長くて1時間とかかけるんですよ。となると、平均30分1人につきかかるとして50人もいたら「何時間かかるんだよ!!!!」ってなりますよね。
ちなみに別室では携帯は使えません。なので、私は別室に連れていかれるときに、彼にテキストで「やっぱり別室に連れて行かれるから2時間とかかかるかも!」と伝えてました。
このあたりはもはやプロ並みの手際の良さ。前回の教訓が役立っています。(前回サンフランシスコにて、別室から彼にテキストさえできずかなり苦労した経験あり)
別室ではスマホを扱えないためひたすら待つのみ
以前も同じ雰囲気でしたが、イミグレーションの別室には必ず見張りがいます。トイレに行くにも、荷物をもちこまないかチェックされ、「NO PHONE」と強い口調で言われます。
「トイレで誰かに連絡を取ろうなんて考えるなよ」ってことですね。
なので、ひたすら待つ。待ちつづけるんです。自分の名前が呼ばれるまで。
待っている人の中には、スマホを扱っているのがバレて、かなり怒られたあげくスマホを没収されている人もいましたね。
待つこと5時間半・・・やっと名前が呼ばれる
もう意識朦朧、喉が渇くも自販機でカードが通らず、アメリカドルの小銭を持っていなかった私は文字通り飲まず食わずでヘトヘト。
こんなときに、愛用しているブリタの携帯用のボトルを持っていればどうにかなったのに、スーツケースの中・・・かなりこれ後悔しました。
ちなみに、よく出歩く方でお水をしょっちゅう購入する方にはこれ、本当におすすめ!!私はもうずーっと持ち歩いてますよ♬何度でも使えて持ち歩きに最高な軽さです。
そりゃ10時間のフライトの後ですからね。その前の福岡からの移動も加味すれば、この時点で16時間くらい移動していたわけだから疲れますよ。
ただ、なんだかもうどうにでもなれ、という気持ちで地蔵のようにだんまり待っていた私。待ちました。ひたすら。その待ち時間なんと5時間半!!!!!!
ここでやっと私の名前が呼ばれます。。。
入国審査(別室)で聞かれたこと
今回は、前回の別室で得た教訓を活かし、ちょっとばかり準備をしていた私。何を準備していたかというと、
- 銀行の残高を見せられるようにする(1個の口座に200万くらいまとめておきました)
- 2020年の確定申告の書類をPDFにして持っておく
- 彼氏の写真をさっと出せるようにしておいた
このくらいです。なぜって前回別室で何が一番大変だったかというと、私の仕事についての説明だったから。
前回は残高を証明できるものがなかったし、フリーランスがこれほどまでに不審がられるなんて思ってもいなかったので、何の準備もしてなかったのです。
これを読んでいる人の中で、お仕事がフリーランスの方は、
- 残高証明(ネットバンクだったら簡単)
- 報酬が入ってきていることがわかるもの(ネットバンクなら問題なし)
この2つは絶対持っておいた方が良いです。
さて、では実際に聞かれた内容についてです。
◆彼の住所と電話番号
◆彼の生年月日とフルネーム
◆彼の生まれた州
◆彼の職業
◆彼とのテキストのやりとり(内容大して見てない)
◆彼との写真
◆私の仕事(フリーランスだとさらに以下聞かれると思います)
◆私の収入
◆私の銀行残高
◆実際に報酬が入ってきている入出金履歴
◆仕事内容詳しく
◆今の所持金額
だいたいこんなところですね。
スマホはものすごい見られます。そして、ネットバンキングの入出金履歴なんかはスクショもバンバン取られます。日本円を都度USDに換算してメモを取られていました。細かい。
オフィサーと話すことおおよそ20分
今回の入国審査では、待ち時間が死ぬほど長かったものの、オフィサーとの会話は20分ほどで完了。上記の質問に淡々と答えていくだけで、割とサクサクすすみます。
中にはこの会話の後に、荷物を持ってさらに奥の部屋に連れて行かれている人もまあまあいました。この部屋に入った人はかなり長いこと出てきません。1時間とかかかってましたね。。怖い。
「リターンチケットの日にちはこちらで記録しているのでこの日に出国するように」とかなり念押しされました。
「もしも帰国日を変更するならきちんと理由を証明するものを取っておくように。でなければ次の入国時にまたややこしくなるぞ」とね。
そんなことはもはやどうでも良かったし、とにかく終わりが見えてきたことが嬉しかったのを覚えています。
そして、やっとこさスタンプを押され別室から解放されたのです。この時点で6時間経っていました・・・爆
6時間待たせた彼とついに再会!!!!
別室を出た私。なんだかもう変なテンションになっていて、まず最初にガッツポーズしたのを覚えています。恥ず。
彼に電話し、ついに再会の時。14ヶ月ぶりの再会は、メイクもなし、髪の毛もぼさぼさ、まさに疲れ果てたぼろぼろの姿になっちゃったけれども、まあもうどうでもよし。
彼も相当疲れただろうな。待ってくれていたことに感謝し、やっとのことで彼の家に到着したのは日付を超えた頃。ちなみに飛行機がLAXに着陸したのは夕方17時前でした!笑
今回学んだこと
今回、入国審査で別室行きになったのは2回目だったのですが、かなり学んだことが多かったように思います。
やっぱりお金を持っていないと思われるとまずい
ある程度の残高がある口座を見せられるようにしておくのが大事
仕事については「日本のクライアント相手」であることを伝えるべし。(アメリカで働こうなんて思っていませんよ、の意思表示)
私個人の意見ですので、これが正解とは言いませんが、 「十分な収入があると思わせる」ことがとても大事なのは確かだと思います。
入国審査は毎度ビクビクしますが、正直に答えていけばよほどのことがない限り入国拒否されるケースはないはず。
国際遠距離中の方は、必ず何度も通る道なので大変ですが、あまりネガティブに考えずにポジティブなマインドをキープしていたいものですね!(とは言え私も今回は相当疲れましたが)
同じように国際恋愛中の方の参考になれば幸いです。
まだパートナーと会えていない方が、1日でも早く再会できるよう心から祈っています♡
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