アメリカに住んでいるとすぐに「あれ・・?髪の毛がすんごいバサバサじゃない?」と気が付きます。
実はこれ、アメリカの大部分が激しく乾燥している地域だから、という理由だけではなく、水質にも大きく関係しているんですよね。
今回は、髪の毛が猛烈ダメージを受けてどうしようもないほどにバッサバサになってしまって困っている方に向けて、その対処法について書いていきます!
アメリカで髪の毛がダメージを受ける理由は2つ!
まず簡単にざっくりと「なぜ髪の毛がこんなに痛むのか」について説明しましょう。
その理由は大きく2つ!
⚫︎ 空気が乾燥しすぎて日本と同じケアでは間に合っていないから!
アメリカは乾燥しているから髪が痛む!
というのは多くの方が認識していると思うのですが、実は「水」にも大きな問題があったことは知らない方も多いのではないでしょうか。
硬水・軟水の特徴とアメリカvs日本の比較
硬水と軟水にはそれぞれに特徴があり、一概にどちらが良いという単純な話ではありません。
ただ、髪の毛のことだけを考えるなら、硬水は余計なダメージを招いてしまうため、できる限り軟水を使用したいところ。
なぜ硬水だと髪が痛むのか?
それは、
- 硬水に含まれるカルシウムやマグネシウムが、髪のたんぱく質と反応し付着してしまう
- 硬水のミネラルと石鹸成分が凝固したもの、つまり「石鹸カス」が髪に付着する
というのが理由。難しい話は置いといて、まず硬水で髪を洗い続けると絶対にギシギシになるのはそういう理由だということだけ理解しましょう。
日本の水って軟水なんですよ。エリアによって違いますがだいたい硬度30〜60mg/lくらいです。
WHOが定めた基準では、硬度120mg/lの基準を上回るものは硬水、下回るものは軟水とされています。
では、アメリカ各地はどうなのか、ざっと紹介しておくと、、
⚫︎ サンフランシスコ(硬度55mg/l)
⚫︎ ラスベガス(硬度400mg/l)
⚫︎ セドナ(硬度260mg/l)
⚫︎ フロリダ(硬度130mg/l)
私、ラスベガスに住んでるので、もう硬水中の硬水。そりゃ痛むよね、髪。と納得。
ちなみにヨーロッパ各地も200〜400くらいの硬水です。
世界中で販売されているエビアンは硬水のミネラルウォーターで有名ですが、硬度は304とのこと。つまり私はエビアンで髪を洗っているようなものなんですね。。
日本とアメリカではこんなにも水が違う。
ということをまず覚えておきましょう!
髪の毛救済法①シャワーフィルターをつける!
アメリカ生活で髪の毛が痛む、この問題に対処するためにまずすべきことは水をどうにかすること!
日本から良質なシャンプーやトリートメントを持ってきたところで焼け石に水。結局水が影響するので思う効果は得られません。
というわけでこれです。
これはバスルームのシャワーに取り付けるシャワーフィルターです。
こんなふうに水の出るシャワーヘッドと大元の間に取り付けるタイプでいろんなメーカーのものがあります。
取り付けは一瞬で終わりますし、女性でも楽々できますよ。
私が買ったのは『AquaBliss High Output Revitalizing Shower Filter』ですが、その理由はお値段が30ドル台でお手頃だったのと、実際に使用している友人からすすめられたから。
このフィルターを通すことで、水を濾過して髪の毛や肌に良くないとされる塩素をはじめとする化学物質を除去してくれるというもの。
シャンプーの洗い流した感覚やボディーソープの泡立ちが違うと実感しましたし、実際に髪の毛のダメージも軽減されたのでこれは買ってよかったです。
※元の水質などによるので、あくまで個人の感想です。
3ヶ月ほどでこのフィルターを買い替えるのですが、3ヶ月35ドルくらいならぜんぜん続けるのも苦になりませんし、しばらくこれで凌いでみます。
ちなみにですが硬水を軟水に変えるという部分においてはwater softnerと呼ばれる機器が一応あります。
家中の水を変えるシステムなので割と大掛かりなものなんですよね。私は今時点で検討しておらず、、気になる方は調べてみてくださいね!
髪の毛救済法②アメリカで質の良いシャンプーを使う
日本のシャンプーを使う方も多いと思うのですが、結局水との相性も大きいので日本と同じ効果が得られないのが難点。
というわけで私はアメリカではアメリカのシャンプーを使用しています。
ここで、傷んでバッサバサになってブラシも通らないくらいに髪の毛がやられてしまった状態の方に一番おすすめなのが、『OLAPLEX』。
私よりずっと先にアメリカ移住した友達におすすめされて使ってみたらとても良かった!
もちろん、シャンプーと別にコンディショナーもあります。2024年1月時点でそれぞれ30ドルくらい。
日本でも美容師さんがおすすめしていたり、割と知られているOLAPLEXですが、これはアメリカでとっっても使えるシャンプー。
250mlと少なめでお値段はお安いとはいえませんが、一般的なシャンプーよりも少量で済むタイプなので、持ちはいいです。
一度使うと、すぐに「あ、これ正解だったわ」とわかるくらいに良さは誰にでも感じられるシャンプー。
コンディショナーとセットで使うのがもちろんおすすめですが、シャンプーをOLAPLEXに変えるだけでもかなり良いのでおすすめ!
私もこちらを使い始めてだいぶ気に入っているので、しばらくはこれで様子見ます。
アメリカ生活でなるべく髪を痛めつけないためのコツ
シャワーフィルター取り付け、そして良いシャンプーを使う。
この二つで髪の毛は一旦今より良い状態に持っていくことが可能です。
ただ、アメリカ生活でなるべく髪の毛の状態をよく保つためには気をつけるべきことが他にもあります。
それは以下の2点!
⚫︎ 紫外線や乾燥から髪の毛をなるべく守ること!
日本にいる時は毎日髪を洗うのが普通だった方もきっと多いでしょう。
でも、アメリカでそれやっちゃうと髪の毛は絶対に傷んでいきます。
アメリカ人って髪の毛を洗う頻度が本当に低くて、3日おきとか普通です。
私も初めは抵抗あったものの、この乾燥地帯では髪の毛のベタつきがさほど気にならず、いまでは3日に1回くらいのペース。
洗わない日はドライシャンプーを使っています。
アメリカで香りがキツすぎないドライシャンプー
私があれこれ使ってやっと見つけたのがこちらのドライシャンプー『amika perk up talc-free dry shampoo』。
アメリカのドライシャンプーってどれも香りがきつすぎて芳香剤のようなキッツイ香りが頭にずっと残る感じなんですよね。
その点、『amika perk up talc-free dry shampoo』はシャンプーをした後のような控えめだけど気分が上がるくらいの素敵な香りで、とっても使いやすいんです。
ドライシャンプーは絶対にひとつは持っておくべき!
なかなかいいものに巡り会えないとお悩みの方はぜひamikaを使ってみてくださいね♡
まとめ
今回紹介したのは、シャワーヘッドにつけるフィルター、そしてシャンプー、さらにおまけのドライシャンプーの3点でした。
実際に私が使ってみてよかったと思うものだけをここでは紹介しているので、「少なくとも誰かのお墨付き!のものがいい」という方はぜひこれらを使ってみてください。
もちろん、たくさん他にも良い商品があるはず!
「こんなのもよかったよ!」などのお声もコメントでいただけると嬉しいです!
◆シャワーヘッド
『AquaBliss High Output Revitalizing Shower Filter』
◆シャンプー
『OLAPLEX』
◆ドライシャンプー
『amika perk up talc-free dry shampoo』
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